バナナの叩き売り
スレイヤーズ中心よろずブログ
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最近こういう文章を抜粋することを日課にしていて、(ちょっと必要になったんです)
それを今日はバナナにもあげてみようかなと。
ちょっとしたいい話紹介みたいな感じです。
拍手ありがとうございます。生きてます。頑張ります。
(以下抜粋転載)
今日は工藤直子さんの話。
一日中遊びまわっていたようなので、就学前、たぶん4,5歳ではなかろうか。
おやつにもらった、茹でたトウモロコシを二本持って、私はそれをかじりながら原っぱを歩いていた。
台湾の南部、それも田舎である。まわりは田んぼとサトウキビ畑。あとはゆるやかな岡が続く。岡の裾あたりにしゃがんで、わたしはトウモロコシを食べていた。
しばらくすると、岡のむこうからヒトがきた。台湾人のオジサンだ。
ひょろりとした長い足をむきだしにし、破れた半ズボン姿でハダシだ。
オジサンを見ながら、もぐもぐやっていると、オジサンもにニコニコ笑いながら、どんどんこちらにやってきて、ついに目の前にしゃがみこんだ。
あいかわらずニコニコ笑い、おでこがくっつかんばかりに近づいて、私の目を覗き込んでいる。
多分わたしも。目をまんまるにして、そのオジサンを見つめていたと思う。そのときのオジサンの黒目のキラキラ光る感じを。珍しいもののように覚えているから。
お互いに言葉は交わさなかった。オジサンはのんびりわたしを見ていた。
私は手に持った、もう一本のトウモロコシをオジサンに差し出していた。
子供がやる「持っている食べものを相手に差し出す」という、条件反射みたいなものである。
オジサンは少しびっくりしたようである。
しかし、すぐトウモロコシを受け取ると、バリッバリッと食べ始めた。
わたしは、いっそう目を丸くしてオジサンの口許を見つめた。日焼けした顎が動き、口許からこぼれる白い歯が、ブルドーザーのように、トウモロコシの実を掻きとっていく。
私は自分が食べるのを忘れて見とれていた。
オジサンは私の目を覗きこんだ笑顔のままでバリッバリッ。実はみるみるなくなっていく。
そして…そして、である。
実をすっかり食べおわって、トウモロコシの芯だけを手に持ったオジサンは、わたしの目を見たまま芯も食べはじめたのである。バリッバリッ。
私は目をまるくした。
オジサンは相変わらず、わたしを見つめたまま笑って食べる。
バリッバリッそしてとうとう食べてしまった。すっかり。まるごと。ぜんぶ!
その気億のおかげか、直子さんは、きっと、まわりの人(世界)は受け止めてくれるに違いない」という、理屈ぬきの安心感をもたらされたような気がする、という話です。
私はこの夏、トウモロコシの芯にチャレンジしたんですが、
歯がたたなかった。(やったのかよ)
まぁこういうの読むとちゃっとほっとするよねって話です(笑)
ごめんね…来月の第二週まで予定ぎっちりで…らくがきも先月からとんとしてないんだ…ごめんなさい(ごーん)
心が弱くなっている…いけない。
こう…なんとか乗り越えたいんだけど、うまくいかないんだ。
頑張ってみよう…!
それを今日はバナナにもあげてみようかなと。
ちょっとしたいい話紹介みたいな感じです。
拍手ありがとうございます。生きてます。頑張ります。
(以下抜粋転載)
今日は工藤直子さんの話。
一日中遊びまわっていたようなので、就学前、たぶん4,5歳ではなかろうか。
おやつにもらった、茹でたトウモロコシを二本持って、私はそれをかじりながら原っぱを歩いていた。
台湾の南部、それも田舎である。まわりは田んぼとサトウキビ畑。あとはゆるやかな岡が続く。岡の裾あたりにしゃがんで、わたしはトウモロコシを食べていた。
しばらくすると、岡のむこうからヒトがきた。台湾人のオジサンだ。
ひょろりとした長い足をむきだしにし、破れた半ズボン姿でハダシだ。
オジサンを見ながら、もぐもぐやっていると、オジサンもにニコニコ笑いながら、どんどんこちらにやってきて、ついに目の前にしゃがみこんだ。
あいかわらずニコニコ笑い、おでこがくっつかんばかりに近づいて、私の目を覗き込んでいる。
多分わたしも。目をまんまるにして、そのオジサンを見つめていたと思う。そのときのオジサンの黒目のキラキラ光る感じを。珍しいもののように覚えているから。
お互いに言葉は交わさなかった。オジサンはのんびりわたしを見ていた。
私は手に持った、もう一本のトウモロコシをオジサンに差し出していた。
子供がやる「持っている食べものを相手に差し出す」という、条件反射みたいなものである。
オジサンは少しびっくりしたようである。
しかし、すぐトウモロコシを受け取ると、バリッバリッと食べ始めた。
わたしは、いっそう目を丸くしてオジサンの口許を見つめた。日焼けした顎が動き、口許からこぼれる白い歯が、ブルドーザーのように、トウモロコシの実を掻きとっていく。
私は自分が食べるのを忘れて見とれていた。
オジサンは私の目を覗きこんだ笑顔のままでバリッバリッ。実はみるみるなくなっていく。
そして…そして、である。
実をすっかり食べおわって、トウモロコシの芯だけを手に持ったオジサンは、わたしの目を見たまま芯も食べはじめたのである。バリッバリッ。
私は目をまるくした。
オジサンは相変わらず、わたしを見つめたまま笑って食べる。
バリッバリッそしてとうとう食べてしまった。すっかり。まるごと。ぜんぶ!
その気億のおかげか、直子さんは、きっと、まわりの人(世界)は受け止めてくれるに違いない」という、理屈ぬきの安心感をもたらされたような気がする、という話です。
私はこの夏、トウモロコシの芯にチャレンジしたんですが、
歯がたたなかった。(やったのかよ)
まぁこういうの読むとちゃっとほっとするよねって話です(笑)
ごめんね…来月の第二週まで予定ぎっちりで…らくがきも先月からとんとしてないんだ…ごめんなさい(ごーん)
心が弱くなっている…いけない。
こう…なんとか乗り越えたいんだけど、うまくいかないんだ。
頑張ってみよう…!
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HN:なおとHP:性別:女性職業:みなさんに応援していただいたお陰で大学生になりました。趣味:根っからの体育会系。筋トレも好き。読書、映画観賞。絵は本業。自己紹介:志は常に武士道にあり。
熱血漢で一人上手で、方向音痴。
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